CCCargo
CCカーゴとは
圧倒的な断熱性能
約30℃の雰囲気温度下、CCCargo内温度5℃以下を18時間無電源でキープ可能です。今までに無い圧倒的な断熱性能を誇ります。外部からの熱の流入をしっかり防ぎ、内部からの熱放出を極限まで防ぎます。
非電源で常温車に混載
電源を使わずに、保冷剤のみでCCCargo内の温度を一定にキープします。そのまま常温車に積載できるので常温商品のカゴ車との混載が可能です。配送トラックの配車・積載効率のアップ、常温車の使用による配送費用の大幅コストダウンが可能になります。
配送中の温度を可視化
配送したCCCargoの温度と湿度を記録します。記録したデータはWebで参照可能です。また必要であればまとめて温度・湿度データをダウンロード可能です。コールドチェーンを形成する全ての関係者間で大切なデータを共有し見える化を実現します。
CO2排出量を削減
冷蔵トラックから常温トラックに切り替えることによって配送燃費効率がアップします。すなわち、二酸化炭素（CO2）の排出量が削減可能。地球環境にもとっても優しいです。また、トラック市場では、冷蔵トラックは常温トラック価格の約20%割高になります。すなわち、約20%の支払い物流費の削減が可能になります。さらに、常温商品を含む色々な温度帯の商品との常温車での混載が可能になり、配送トラックの積載効率アップが実現できます。
物流部の方を悩ます主要素である傭車価格、燃費、積載効率、それぞれのKPIの向上が可能になります。
仕様
内蔵センサー仕様
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CCCargoの価格について
CCCargoご導入はリースで
開発の経緯
つけっぱなしになっていたテレビから『超絶凄ワザ [究極の断熱ボックス対決]』という番組が流れていました。当時の私の悩みは、どうしたら鮮度の良い状態で商品や素材を適切な温度で運ぶことができるかでした。「これだ！」と思い、この番組で“超絶凄ワザ”を披露していた明星工業に連絡してみました。
灼熱且つ電源の無いサハラ砂漠でアイスクリームを販売する。そんな思いを込め、『サハラ砂漠でアイスクリームを売ろう！』と言う名前のプロジェクトを発足させ、明星工業との保冷ボックス開発を開始しました。
明星工業は、『超絶凄ワザ』では素晴らしい断熱技術を全国に披露しましたが、もともとは大型プラント(原発、エネルギー施設)や大型設備(船舶等)の断熱を専門に取り扱う企業で、“保冷台車”のような一般消費者に近いところで使用する小型製品の開発は行った事がありませんでした。
また、三井倉庫も一般消費者に近いところで、冷蔵・冷凍食品を毎日配送するような業務に長けている訳でありませんでした。華々しいプロジェクト名とは裏腹に、全くの“手探り”状態から地道な活動が始まりました。熱がどの様に台車に流入出するかの経路を調査し、台車の形状をいじくり回し、恒温槽に放り込んでは実験を繰り返す日々が続きました。
また、大変うれしく名誉な事ですが、NEDO[国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構]から本取り組みに対し助成金を頂く事にもなりました。
そして、明星工業と三井倉庫ホールディングスで始めた取り組みに、JA三井リース、京セラコミュニケーションシステムも参加してサポートしてもらいました。
長い実験の日々からようやく保冷台車が“CCCargo”として産声を上げました。
CCCargoがコールドチェーン市場において皆様のお役に立ち、地球環境の優しさに少しでも貢献できたらと考えます。
三井倉庫ホールディングス株式会社 事業開発部 花井 克仁